「母の日」と言えば赤いカーネーションを頭に思い浮かべる方も多いと思います。しかし、その起源を辿っていくと白いカーネーションが始まりだったのです。「母の日」は1915年にアメリカで法律によって5月の第2日曜日と定められ、そのことをきっかけとして全世界に広まったのですが、このきっかけを作ったのはアメリカ人の女性で、自身を苦労しながら大切に育ててくれた亡き母親に対して感謝と尊敬の念を表すために「母の日」を設けるための運動を行ったことが始まりだと言われています。そして、この女性が亡き母を追悼するために開いた会で祭壇に母の好きだった白いカーネーションを飾り、さらには出席者にも配ったことからカーネーションを贈ることが定番となったようです。
ただ、この際に白いカーネーションは亡き母へ贈られたものだっただけに、その後は存命中の母親には赤色の物を贈ることが一般化されました。ただ、現在ではカーネーションは多彩な色の物が登場しており、「母の日」に贈る際には珍しい色の物を選んで贈りたいと考える方も少なくないはずです。ですが、カーネーションは色によって持つ意味合いが異なるので、色選びを行う際には注意が必要です。定番色の赤は「母の愛情」「熱烈な愛」を意味しますし、人気のピンク色も「感謝」「温かい心」などを意味するため母親への贈り物には最適な色だと言えます。
その反対に、見た目の可愛らしさから選ぶ人が多いと思われる黄色なのですが、これは「軽蔑」「嫉妬」「失望」などマイナスの意味を多数持っているので、母親への贈り物にはふさわしくありません。ですから、「母の日」に贈るカーネーションを選ぶ際には色の持つ意味に注意することが必要です。母の日のことならこちら