バリアフリーは、小さな子供や高齢者など身体的弱者が安全かつ快適に生活出来る様に工夫されている賃貸物件であり、段差が無く手すりが各所に取り付けられています。バリアフリーは、障害の有無や年齢に関わらず利用しやすくしているユニバーサルデザインと混同される事がありますが、生活環境の上部だけを整えるユニバーサルデザインとは異なり身体的弱者の生活を実質的にサポートしている違いがあります。一般的な賃貸物件では、生活しやすくお洒落なユニバーサルデザインを導入している建物が多くありますが、障害者や高齢者の入居を前提とした建物はあまり多くありませんでした。高度経済成長期を支えた団塊の世代が、後期高齢者となる2025年問題を前にしてバリアフリー対応の賃貸物件が埼玉県でも増加しています。

バリアフリー対応の建物は、一般的な物件に比べて設備導入費用や大工の手間賃など余分に必要となっていますが、後期高齢者の増加に合わせて埼玉県でも数多く建設されている状態です。しかし、70歳を超えた高齢単身者の入居を良しとする賃貸物件は埼玉県でも少なく、70歳を超える高齢単身者の入居を拒絶するオーナーに対する規制を自治体や政府が策定すべきと世論が高まっています。バリアフリーは、賃貸物件に限らず一戸建て住宅でも分譲マンションでも合言葉の様に使われていますが、建物全体が対応していることは非常に少なく一部対応がほとんどなのでしっかりと内覧すべきです。

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